子宮全摘の手術当日(2019年4月9日)
手術4日前から入院。
手術の前日のごはんは重湯だったこともあり、朝から点滴。
前日に水剤400mlと下剤を飲んだにもかかわらず、朝から全くもよおす気配なし。
手術の順番は3番目で、12時過ぎくらいの開始を予定していた。
これは、まずい。。。
座薬を入れてもらい、お腹はキュルキュル言い出したものの、、、しばらくすると落ち着いてしまった。
「落ち着く」とは良い意味で使うことばだが、この場合の「落ち着く」とはもちろん悪い意味である。
便が残ったまま手術すると、術後数日は出ないので出しといたほうがいいらしい。
水剤もダメで、下剤もダメで、座薬もダメ。
私に残された選択肢は、、、浣腸。
恥ずかしながら人生初の浣腸。。。
気持ち悪かったけど、効き目はバッチリ。
手術前の準備が整ったところで、母と、夫、夫の両親が来てくれた(*´ω`*)
みんなでワイワイ喋ってるところに、看護師さんが来て手術着に着替えることに。
看護師さんが来たのは10時過ぎである。
少し早くない?!
実は1番目と2番目の手術はそんなに長くないらしく、10時の段階で2番目の人がスタートしたらしい。
この調子じゃお昼前に順番回ってくるんじゃね!?と思っていた私の予感は的中。
11:30に家族と別れて、いざ出陣!
麻酔科の先生が痛み止めと麻酔を入れるので30分、手術が全体で3〜4時間かかるらしい。
手術台に横になると、麻酔科の先生が来て背中にチューブを付けてくれるんだけど、これが痛かった。。。
背中で何が行われてるか目で見れない分、不安も大きかった。
背中に異物を入れられるって、そう経験のないことである。
フラペチーノを飲むストローくらいの穴が開けられたら、どうしよう。。。
※実際のチューブは、ストローサイズではなく、点滴サイズでもなく、素麺をひと回り小さくしたような極細チューブだった。
チューブの取り付けが終わると、そこから痛み止めの薬が体内へ流れていく。
そして、全身麻酔が点滴を通して入ってきた。
最初にズドーンとした重みが頭にやってくる。
「まだ意識はあります」と看護師さんに言うとき、寝起きの人みたいに、スローモーションで喋ってた。
脳が眠ろうとしているのだ。
それを伝えた5秒後、完全に「無」の状態。
手術中に目が覚めることもなく、起きたら集中治療室の中。
あっという間だったのは眠っていたからだと思ってたが、それだけではない。
手術は14:30に終わっていたのだ。
4時間近くかかると思っていたら、3時間で終わってた。
術後は集中治療で1泊して病棟に戻るらしいが、私は違った。
私自身の意識はほとんどなかったのに、痰が出るからと言ってうがいをしたり、大きな声で返事をしたりと、元気いっぱいアピールしていたそうなのだ。
全く記憶にない。
それを見ていた看護師さんに「そんなに元気なら病棟戻りましょう」と言われ、病棟に戻ることに。
それでも「絶対安静」状態は変わらず。
家族が少し顔を見に来て帰って行った。
腕には点滴の管、背中には痛み止めの管、下には尿の管。
薬の影響で意識は虚ろ。
体は鉛のように重たい。
早く退院しておいしいもの食べたい。