術後1日目〜3日目(2019年4月10〜12日)

人生でもっともつらい日々となったこの3日間。

 

術後1日目は母が1日側にいてくれたが、痛み止めの影響でずっと意識がぼんやりと朧げ。

 

2日目も夫が午後休を取って会いに来てくれたが、言葉を発するほどの体力すらなかった。

 

意識はあるけど、常に目を閉じていたいという信号が脳から出てて、ずっと目が虚ろ。

 

実際、24時間中22時間はうつらうつら。。。

寝たり起きたりの繰り返しだった。

 

何よりつらかったのは、2つのこと。

 

1つは、寝返りが打てないこと。

 

体を動かすよりも、ずっと同じ態勢で寝たままいるほうがもっとつらかった。

 

寝返りが打てないから尾てい骨が痛み出し、術後1日目は母にバスタオルを引いてもらい、2日目と3日目は看護師さんが枕を体の片側に置いてくれ、数時間おきに枕の位置を変えてくれた。

 

もう1つのつらさは、夜に襲ってくる傷跡の痛み。

背中に付いてる痛み止めのチューブで、薬が毎時間ごと体内に流れるようになってるが、それでも耐えられない。

追加で痛み止めの点滴を打ってもらったが、全く効かない。

別の痛み止めに変えてほしいと頼むと、副作用の関係で2時間空けないと言われる。

痛みに悶え苦しみながら2時間待つころには、意識もうろう状態。

別の痛み止めでやっと痛みが治り、眠れた。

 

結局、痛みと寝返りが打てないつらさで、1日目はほとんど眠れず、2日目も3日目も数時間ほど。

その分、痛みの少ない日中に睡眠を取った。

 

今思い出しただけで、2度と経験したくない体験だった。

 

退院したら、金輪際、寝たきりにならない体づくりを目指そう。

 

死ぬまで介護のいらない健やかな体を保とう。

 

この3日間のイベントといえば、歩行訓練。

 

回数は午前と午後の2回。

 

スパルタに感じるが、手術でじっとしていたため、腸閉塞や血栓などを引き起こさないためである。

 

1日目の午前の部は、立ち上がっただけでフラフラ。3歩進んだだけで吐き気がして強制終了。

 

午後の部は部屋の外まで出て終わり。

 

それから2日目、3日目と歩行距離を伸ばし、部屋から20歩先のトイレまで歩けるようになった。

 

3日目が終わるころには、背中のチューブも尿の管も取ってもらえるほど回復。

 

まだ点滴は付いてるが、体に付いてる管が取れていくときの、感動と解放感。

 

自由に体が動かせるってなんて素晴らしいんだ!